宮下琳太郎
ヴァイオリニスト、指揮者、医学生
米国ダラス生まれ。都立日比谷高校、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、現在は東北大学医学部医学科で医学を学ぶ。
桐朋学園大学在学中にはヴァイオリン、指揮、室内楽を学ぶ。
4歳からヴァイオリンを始める。第60、61回全日本学生音楽コンクール東京大会、第18回日本クラシック音楽コンクール全国大会で入選。第15回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール第5位。第14回バッハホール音楽コンクール銀賞。第41回(公社)宮城県芸術協会音楽コンクール・第4回ヴァイオリン部門ツィゴイネルワイゼンコンクールで最優秀サラサーテ賞(1位)ならびに宮城県知事賞、杜のホスピタル・あおば奨励賞。学内優秀者に選ばれ第97回桐朋学園室内楽演奏会に出演。
大学入学を機に指揮を始める。霧島国際音楽祭にて高関健氏、下野竜也氏の指導を受ける。第9回「下野竜也による指揮マスター・コース」にて優秀者に選ばれ上野学園大学オーケストラを指揮。第2回ダグラス・ボストック仙台指揮マスタークラス修了。Fukushima Youth Sinfoniettaと福島、東京、ボストン、バンコクで、Kolkata Youth Orchestraとコルカタで公演を行う。
桐朋学園大学在学中に、再受験を決意。受験者3位の成績で東北大学医学部医学科に合格。医学の勉強の傍ら、音楽と医学を組み合わせた活動を模索し、音楽と脳の関連を調べる研究にも取り組んでいる。
社会貢献活動にも積極的に取り組み、南相馬市より感謝状を贈られる。クラウドファンディングで資金を得て、医療関連施設で訪問演奏を行う「きょうゆうプロジェクト」を立ち上げる。プロジェクトでは、社会で音楽を実践し、こころを支える音楽を届けることを目指し、音楽と医学の両方の知識を活かした音楽会の企画・制作を行う。プロジェクトで制作した学べる音楽会「なぜ声は出るの?聴こえるの?〜音と医学のアンサンブル〜」で文部科学大臣賞を受賞。
これまでヴァイオリンを緒方恵、藤原浜雄、指揮を梅田俊明、室内楽を磯村和英、篠崎史紀、毛利伯郎、山崎伸子各氏に師事。
宮城県仙台市、東京都を拠点として活動中。最近は、『実験会』や『Edvard Griegヴァイオリンソナタ全曲演奏会』、宮城県立美術館公演会『暁鐘』など、趣向を凝らした音楽会を企画し、好評を博している。
現在、リサイタルシリーズ『B and…』にて、ブラームス ヴァイオリンソナタ全曲演奏に取り組んでいる。